2009年10月21日

高校時代の映画「Let・it・be」

  この作品は1970年の公開だから私が高校1年生の時に観た作品です。それからまもなくビートルズは解散しました。まさに解散直前に作られたようですが、そんな様子が伺えました。元々私はビートルズにはあまり興味がなく、どちらかと言えば、ローリング・ストーンズに夢中でしたので、リッツ劇場に公開されたとき観に行こうか迷ったくらいでした。しかし彼らの作品も観ていたようが良いかなと言う気持ちで観た作品でした。
  映画は彼らのリハーサルシーンが中心で、ビートルズに興味がある人にはたまらない映画でしょうが、そうでない人には何てこと無い作品でした。どうしてこんな映画を撮ったのだろうと、疑問に思ったことを覚えています。評論で誰かが書いていましたが、みんなバラバラで勝手なことばかりしているようで、昔のイメージとは随分違うなぁと思ったそうです。昔は一生懸命一つの音楽についてみんなで作り上げていく姿勢が見受けられたそうですが、この映画ではてんでバラバラでそんな雰囲気は感じられないと書かれていました。私もそう思いました。
  ビートルズ時代の音楽はもう作り上げたという感じです。その頂点が「Let・It・be」なのでしょう。この作品のタイトルにもなっていますし、ビートルズ時代を締めくくるには相応しい音楽だと思いました。私もこのシングル盤を買ってステレオでよく聞きました。何度聞いても飽きない作品で音楽史に残る作品ではないかと思います。
  ビートルズの全盛時代は私が小・中学生なのでよくは知りませんが、映画に流れる作品はよく耳にした音楽ばかりです。その中で一番印象に残るのが「Get・bacK」です。あるビルの屋上で何故か判りませんが、屋上にステージを組み、歌い出します。警官が取り囲み、聞きつけた野次馬がたちまち群がります。路上で上を見上げる者、興味深そうに聞き入る者、それぞれですが、いかにもイギリス人らしい取り澄ました感じでした。私はこの時のシーンがとても印象深く実はYouTubeで最近よく聞いています。何故か、このシーンがYouTubeにあり、懐かしく聞いています。この時のビートルズはとてもかっこよく「Let・It・Be」とともに好きな作品でした。
  みんな髪の毛をぼうぼうに伸ばし、髭も生やし邦題で、メンバーもポールの言葉にあなたの作品だから思うようにすれば良いと言い放ちます。何だか一体感というのはそこからは感じられませんでした。映画のポスターにもありますが。それぞれ4人が4コマで映っています。その時のビートルズを象徴しているポスターとレコードのジャケットでした。
  そして解散、映画の出来はそんなに良いとは思いませんでしたが、一つの時代の終わりを象徴した作品にはなりました。そのビートルズも2人が亡くなり、もうその音楽は永遠に聴けなくなりました。
posted by ヒロシ・マックイーン at 07:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月05日

DVD鑑賞記「レッドクリフpartU」U

  この作品はあの「三国志」ですが、私は以前から何故「三国史」でないかと思っていました。魏、呉、蜀の三国が覇権を争っていたお話だから、史なのではと思うのですが、実際は志です。志を使っている意味があるはずですが、この作品を観て納得しました。英雄たちの志(こころざし)のお話だからです。
  それぞれの英雄、強者たちが跋扈して中国を暴れまわりますが、そこには何か人間くさい雰囲気が漂います。どちらかと言えば敵役の曹操ですが、彼もどこか憎みきれない人物です。確かに冷徹で人を信じ切れない悲しい人物ですが、自分でも制御出来ないくらいの征服欲を持った性格のようです。何十万という兵士を意のままに動かす実力を持っていますが、人妻の言葉に惑わされます。ある意味、凄く人間くさい人物なのかも知れません。この映画はアクションシーンに目を奪われがちですが、人間を描いたドラマも忘れがたいものがあります。つまり、昔の史実を現代に置き換えてみることが出来ます。過去の出来事から今を見つめ直すことなのでしょう。1700年前の伝説が今と変わらず、人間くさいドラマを語っていることです。それぞれ、国を思う英雄たちは我々と一つも変わりがないことを伝えたかったのでしょう。
  その点孔明はあまり人間くさくはありません。全てを見通して事にあたります。しかし彼も人間ですが、弱さを極力見せません。彼の計算通りに事を進めて成功していきます。でもその超人的な彼ですが、物事を科学的に見つめる知恵を持っていたのでしょう。万物を理解する力が備わっていたと思われます。自然の力を科学的に解明する知恵です。それを利用して戦に勝っていきます。奇跡を起こすのもちゃんと理由があるのです。映画でも小気味よく彼の知恵を披露していきます。孔明役の金城武も聡明で冷静な役どころを心得てなかなかの好演でした。
  もう一人の英雄、周ゆですが、これはトミー・レオン以外では考えられないくらいのはまり役でした。まさに彼の為の役どころです。国のリーダーの姿を表現してくれます。彼の為なら死をも厭いません。兵士達は立派に闘って死んでいきます。彼の根本には国を思う心が宿っているから、兵士たちは心底心酔してついていきます。
  この映画には多くの英雄が出てきますが、確かに闘いの上では超人ですが、とても人間くさいドラマになっているとも言えます。しかし今は死で物事を解決する時代ではありません。これまで歴史で多くの死の犠牲が今を支えていると言えます。人類の歴史は血で塗り方められた一面も持ち合わせていますが、このドラマを今に置き換えて見つめ直すのも、この映画の意義があると思います。
                              
                                 終わり
posted by ヒロシ・マックイーン at 22:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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