2010年12月13日

社会人の時に観た映画1976年「犬神家の一族」

 この映画は、大手出版会社が映画を製作した作品でした。たぶん角川映画の第1作のはずです。
この映画のヒットにより、角川は多くの作品を製作しました。映画の出来はともかく、本とタイアップした映画作りで大いに話題に上りました。こういう映画作りは初めてでしたから今までの映画作りとは随分違うなと思っていましたが、よく考えてみれば、独立プロと思えばなんてことありません。本という媒体を通して映画をヒットさせようとしてだけです。しかし本も映画もどっちとも当てようとしているのですから、欲張りな話です。しかし角川映画は見事にそれを成し遂げました。評価はともかく大したものです。
 あの奇抜なポスターというか、湖面から足がにょきと出ている一場面を全面に出すところなど、今考えれば見事なものです。そしてミステリーとなれば、当たらなければおかしい。
日本映画界も充分曲がり角にぶつかっていたので、映画の歴史においてはエポックな出来事かも知れません。
 当時は、映画を製作しているのは東宝、東映、松竹、日活でした。東宝は下請けに製作をまかし、もっぱら配給に専念していた矢先ですし、東映もそうなりつつありました。日活はもっぱらポルノ路線でしたし、日本映画界も曲がり角にさしかかっていました。今では映画会社などないと言っていいでしょう。残っているのは配給をする組織だけです。随分と変わったものです。その先駆けの作品かもしれません。
 監督は市川監督だから面白くないはずがありません。独特の映像で観客をぐいぐい引き込みました。
音楽もとても印象に残っています。この映画の功罪はともかく、日本の映画作りが変化した契機になった映画だと言えるのは確かです。
posted by ヒロシ・マックイーン at 19:52| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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