2009年09月14日

高校時代の映画「イージーライダー」

  今晩、この映画がBS2で放映されます。この作品は高1の時にたぶん観た記憶があります。たしかリッツ劇場です。この作品はアメリカン・ニューシネマの代表作の一つですが、何故かニューシネマの主人公たちは最後に死んでしまいます。それも銃に撃たれ、そして惨めに死んでゆくのです。高校生の時はそんなことは思ってもみませんでしたが、これが現実なのでしょうか。アウトローたちですからそれも仕方ないかも知れませんが、この「イージーライダー」はちょっと羽目を外した格好と派手なバイクにまたがって南部の見知らぬ町を抜けるだけです。それで訳も判らずショットガンに撃たれてバイクは空中の飛んでしまい惨めに殺されてしまうのです。それはとても理不尽で納得がいかないお話です。観ている私も何故?!と思ってしまいました。と同時にそんな物かも知れないと、妙にうなずくところも心には残ったのです。
  私は高1時からこの映画は再見はしていません。何故か縁もなく、また観たいとも思いませんでした。それが何故なのかはこの映画の持っている不思議な力のような気がします。はっきりこれだとは言い切れませんが、映画から醸し出す不安感なのかも知れません。
  何故かこの作品は最初から不安感と居心地の悪さを持った作品でした。映画から流れる、「ワイルドでいこう」や全編に流れるロックではご機嫌にしてくれますが、お話は特に興味深いことはなく、何となく進んで行くのですが、私には何故か馴染めない話の連続だったのです。何となく思っていたアメリカとは違う世界がそこにはあったのです。私の知っているアメリカは「ルート66」のような明るい、健全な世界だったのです。しかし「イージーライダー」が描いている社会は不安な要素いっぱいな世界でした。ですから重要な存在であるジャック・ニコルソンの弁護士も嫌な変な奴で感情移入など出来ない存在だったのです。
  アメリカン・ニューシネマの描く現実はとても悲しい、人間の表だけでなく裏側もしっかり描くのが目的だったようです。その現実を踏まえて未来を展望するものだったのかも知れません。高校時代の私は何となくそんな現実を知ることを映画から学んだような気がします。そう言った意味でこの映画は大きな指針となった作品です。
  今日、夜に放映を楽しみにしています。50才を過ぎたおっさんが、40年ぶりに観てどう思うのか楽しみです。
posted by ヒロシ・マックイーン at 16:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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