2009年11月17日

高校時代の映画「ベニスに死す」

  永いこと更新出来ずにいました。と言うのも10月からハゼ釣りに朝・夕と狂ったようにほとんど毎日釣りに行っていたからです。それと言うのもある祭りに出店を頼まれ、白そばとハゼの天ぷらをその日に出すことになったからです。釣っても釣っても中々数は増えません。途中にお客さんや自分のお腹に入ってしまうからです。それにハゼもいわゆるだぼハゼというのもわずかの時間しかありません。潮の加減や時合、ハゼの居具合で全く釣果が変わってくるのです。そんなことでハゼ釣りに勤しんでいたために記事が書けなかったのです。いい訳になりましたが、ハゼが釣れるのもあとわずかです。それと体のリハビリを兼ねて釣りに行っています。
  
  今回は確か高校2年の時に観た「ベニスに死す」です。あの大監督と言われたルキノ・ビスコンティ作品ですが、いわゆるアクション映画ばかり観ていた私にはいささか冒険の映画でした。しかしこの映画を観ることによって何かが変わることに期待したのですが、はぁ!?という感想で、判ったような判らなかったような曖昧な思いが残ったのでした。しかしビスコンティ作品は初めて観ましたし、主演のダーク・ボカードや美少年のビョルン・アンドレセンも盛んにスクリーンという雑誌に頻繁に出ていたので、とても興味はありましたが、いかんせん文芸作品ということで二の足を踏んでいたのです。
  しかし内容はよく判りませんでしたが、印象的なシーンの連続で後から思い返すと何だか深い映画だなぁと感じたのです。この作品については映画評論で語り尽くされているようなので今更私がここで書くのもはばかれますので止めておきますが、同性愛とは違うもっと根源的なものを感じました。よく年を取った者が「若い者は良いのう」(広島弁ですが)言いますが、それに似た感覚なのでしょう。若さに対する憧憬と嫉妬なのかも知れません。そんなものをその時に感じました。美しい女性を観ると男性はときめきますが、女性でもそんな感情は同性にもあると思います。男性にも特に若さには持ちうる感情だと思います。そんなちょっと気恥ずかしい、ヘタをすると危うい感覚です。それがこの老監督に掛かると気高い芸術作品になるのです。私はこのジャンルの作品はたぶん初めて観たと思うので、ちょっと手間取りましたが、「ふーんこんな映画もあるんだ」と思ったものです。でもたぶん何度も観返す事はないと思います。しかしちょっと大げさですが、私の人生の中で観ないと損をする映画の一本だとも思ったのです。もしこの年でもう一度観てみると大いに感動した映画かも知れません。そんな映画でした。
  この映画でマーラーという作曲家も初めて知りましたし、とにかく色んな意味で初めて尽くしでした。何かヨーロッパという底の深さと懐の広さをこの監督から学びました。やはり今思うと秀作なのでしょう。
posted by ヒロシ・マックイーン at 15:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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