2010年01月31日

DVD鑑賞記「グラン・トリノ」V

  コワルスキーとは主人公の名前です。彼はこの名字に誇りというか、間違われるのを嫌いです。誰でもそうだと思いますが、とにかくこだわるのです。コワルスキーという名はどちらかというとヨーロッパ的な名前だと思います。しかし彼はとてもアメリカ的な感覚を持っています。そりゃアメリカに住んでいるから当たり前の事ですが、元々ヨーロッパからの移民だったのではないかと思います。彼は若いとき朝鮮戦争を体験し、それからフォードに勤め真面目に暮らしてきたようです。しかし気骨というか、自分のポリシーは失ってはいません。決して自分の考えは変えませんし、人から指図されるのはとても嫌がります。葬式の日、子供達に色々言われますが断固拒否するのです。この性格が良い悪いは別にして人生それで生きてきたのです。それが隣人のちょっとした出来事で関わらない関係から大きく関わる日々に変化していくのです。これも人生の機微なのでしょう。
  映画は淡々とそれらの出来事を綴っていきます。ちんぴらを銃で脅かすシーンなどは往年の「ダーティーハリー」を思い起こします。思わずにやっとしてしまうのですがそこは年老いた老人です、気骨は見せますが何だか不安で仕方がありません。どこか危なっかしい、冷や汗ものなのです。
人はいつでも何処でも戦っているのだと教えてくれます。たとえこのような老人になっても何かと戦うのだと映画は言っているような気がします。
                         続く   
posted by ヒロシ・マックイーン at 07:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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