2010年06月16日

社会人になって観た映画「青春の門」

  ひさびさにメガホンを撮った浦山桐朗監督の大作です。
信介も織江も新人が起用されました。田中健と大竹しのぶですが、その後の活躍をみると浦山監督の眼力は大したものだと思います。特に大竹しのぶはめきめき実力を着け、押しも押されぬ演技派女優になりました。あの芋っぽい彼女からここまで成長するとは判らないものです。
  この作品も映画化前に原作を読んでいました。その頃は五木寛之のちょっとしたブームでして、私も彼の作品はよく読んでいました。
また、この作品の母体となったのが、尾崎史郎の「人生劇場」です。私はこの大長編小説が好きで、残念ながら「青春の門」は、この作品には及ばないと密かに思っていました。
19歳の時に読んだ「人生劇場」は私のバイブルのような存在になりました。ちっともかっこよくない青成瓢吉ですが、地面に這い蹲って生きている瓢吉に何故か感情移入したのです。いつかまたこの小説を読んでみたいものです。35年以上経ってどう感じるのか、楽しみです。
  「青春の門」ですが、部分的には良くできている作品ですが、つなげるとどうもしっくりと来ませんでした。大作で見応え充分ですが、何故かかっこ良すぎるのです。かっこよいと言うか、やり過ぎという感じです。映像での表現は大げさではないのですが、たぶん原作の影響か、五木寛之の資質のせいかも知れません。どうも気になりました。その後第二部も作られるのですが、その印象は今でも変わっていないと思います。
  「人生劇場」も何度も映画化されますが、青春編などは映像化されず、やくざシーンのある、残俠編ばかり映画になりました。青春編から観たいものです。
  「青春の門」もそれから自立編や放浪編など全8巻に書き上げられた超大作になったようですが、私は読んではいません。映画も自立編止まりになっているようです。映画化は難しいのでしょうか。
posted by ヒロシ・マックイーン at 22:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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