2010年10月11日

社会人の時に観た映画1976年「男はつらいよ夕焼け小焼け」

 私はこの「」男はつらいよシリーズ」の中でもこの作品は好きな部類に入ります。とにかく小気味よい演出なのです。キネ旬でもたぶん2位と高評価された作品です。
 この映画のテンポに良さは多分にマドンナ役の太地喜和子のキップの良さの影響だとも思われますが、中々の出来映えでした。また、宇野重吉の好演も映画の奥行きを作りました。無銭飲食をしそうになった老人がまさか日本を代表する画家とは知らず、騒動をする有様や、画用紙に落書きのような絵を描いたのが、大金に変わる様などが、まるで良くできた落語のような展開をする様子などが描かれていきます。その画家と地方で再会する様などは実に良くできたものでした。その地方が夕焼け小焼けで有名なたつの市などはご当地紹介場面の教科書のような出来映えでした。そこで芸者をしているのが太地喜和子で全くお似合いでした。男気があって、キップがよい。情にもろくてお人好しというところなど彼女にぴったりであんじょう騙されてしまう。そこで立ち上がるのが寅次郎だが、とんちんかんな問答と持ち前の行動力で最後は目出度しとなるのだが、画家も粋なことをするものでラストはちゃんと締めてしまいます。
 この頃の寅さんシリーズは年に2本こなすのに大変だったと思われますが、女優もまだ供給にまだあったし、次は誰だろうと予想するのも楽しみでもありました。女優のほうも選ばれるのが楽しみだったと思います。人によって違いはあると思いますが、ますます山田監督も円熟味が増して来る頃だとおもわれます。
ラストシーンの絵を送られた時のぼたんの嬉しそうな顔が想い浮かびます。それはまさに緋牡丹の鮮やかな絵でした。
 私はこの作品が好きです。でも惜しい女優を失ったものです。今生きていたら大女優になっていたことでしょう。
posted by ヒロシ・マックイーン at 07:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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