2010年11月07日

社会人の時に 観た映画1976年「かっこうの巣の上で」

 題名の「かっこう・・・」とはよく判らない題名でしたが、ちゃんと意味があるのでしょう。可愛らしいというか、何となく間抜けな気もします。またちょっと怖い題名ですが、この作品がアカデミー主要部門を独占しました。それだけアメリカ映画にとって意味のある、重要な作品であることは間違いないようです。
 私は主演のジャック・ニコルソンはこれで4本目ですが、出生作だとされている、「イージ−ライダー」の弁護士役はそんなに印象がなかったようです。しかし高校時代に、淀川氏の評論で彼がいたからこの映画は光っていたと書かれたの読んで、「へぇーそんなものか!?」と関心したのを記憶しています。たぶん、これで演技というものを初めて知ったと思います。
 その後、「ファイブ・イージー・ピーセツ」とか「愛の狩人」「チャイナタウン」等も観ました。どの作品も印象深くまさに独壇場という感じで圧倒的な演技の数々だったと思います。しかし私は彼のアクの強い顔と演技が好きではなく、後に出てくるロバート・デ・ニーロと共にあまり好きな俳優ではありませんでした。その理由は以前書いた記憶がありますのでここでは長くなるので書きませんが、あの狂気じみた顔が好きではなかったのでしょう。
 「かっこう・・・」ではそのアクの強さが全面に出た作品でした。それまでに観た作品も彼らしさは出てはいましたが、この作品ほどではありません。まさに適役というか、このような役どころは彼がいなけりゃ出来なかったと思います。ここから彼のキャリアは拡がったと言ってもよいと思います。どれだけアカデミー賞を穫り、ノミネートされたかは数知れません。もう当代きっての名優と言っても良いでしょう。
 監督はミロス・フォアマンです。また彼の作品群も素晴らしい。名監督と言えるでしょう。特に「アマデウス」は映画史上に残る名作だと信じて疑いません。
「かっこう・・・」は精神病院の理不尽さ、いや人間の気にくわない者を排除する精神を見事に描いています。とても私の筆力では書かれませんが、人間の生きる尊厳まで問いかけてくる映画でした。ラストの重い水飲み台を持ち上げて窓を破り脱走するネイティブ・アメリカンの姿が人間の自由を謳いあげて見事なラストシーンを魅せてくれます。人間とはかくありたいと思ったしだいです。
 人生で生き方を示唆させてくれる映画にはなかなか出会いないものです。この作品も私にとってそのような映画の一つのような気がしました。とにかく見事な映画だと思いました。
posted by ヒロシ・マックイーン at 14:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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